*ご存知ですか?雨漏りは屋根よりも外壁からのほうが多い
外壁 : 45%
屋根 : 21%
その他 : 34%
*直接的 :内装材・家具・備品類の汚損、電気製品の漏電、火災。
事務所のパソコン等の破損、データの損失
倉庫等の保管製品、文具類の汚損、製品価値の損失
*間接的 :コンクリートのひび割れから浸水し、鉄筋を腐食させる要因となる。
またアル骨反応や塩害、その他の劣化現象の要因となる
→鉄筋が腐食して強度が低下→建物自体が危うくなる。
漏水の影響
外見から判断できる建物の劣化状況
こんな症状が出てきたら要注意!!
*硬質塗材のひび割れ・ひび割れに伴う塗料の剥離
*既存塗料のチョーキング現象(手で触ると手が白くなる)
*外壁面・軒天面の発錆爆裂・付け送りモルタルの剥離及び欠損
*シーリング材の劣化断裂及びブリード現象
*外壁コンクリート打ち継ぎ部・開口部のコールドクラック
中性化現象 |
コンクリートが空気中の炭酸ガスによって徐々に酸化され、アルカリ性を失っていく現象、中性化自体は強度には影響しないが、中性化が進行すると鉄筋の腐食を防げなくなります。 |
ひび割れ |
宿命、コンクリートの乾燥収縮や建物の挙動・変形で発生する。 |
チョーキング現象 |
塗膜防水・塗料及び塩化ビニイル系シート防水などの表面が劣化してチョークの粉が付着しているような状態になること |
アルカリ骨材反応 |
コンクリートのガン、ある種の骨材がアルカリ領域で水を含んで膨張。、コンクリートが膨張しひび割れ当の原因なる |
予想以上の速さで進んでいるコンクリート構造物の老朽化
近年、地球環境保護に対して急速に関心が高まる中、建物についてもバブル時代のような新築ラッシュに明け暮れた時代からリフレッシュによる既存建造物の有効活用が見直されつつあります。
こうしてクローズアップされてきた建物の改修には、様々な劣化要因の克服が必要です。
劣化要因の一例を挙げると、急激な建築ラッシュの中で、工法のスピード化に伴う弊害や中性化・塩害・アルカリ骨材反応・凍害・酸性雨などです。このような建物の劣化は「コンクリートクライシス」「マンションが危ない」といった内容でマスコミにも取り上げられ、中には平成元年に多発したタイルの落下事故のように社会問題にまで発展したケースもあります。
開口廻り
コーナー部では、コンクリートがひび割れしやすく、雨水が浸入し雨漏りが発生します。
目地部
経年劣化で硬化したシーリング材が剥離破断し雨漏りが発生します。
外壁部
ひび割れ幅が0.05〜0.2oになると雨水は毛細管現象で壁に侵入してきます。